ある日、食いしん坊仲間の友人が「ここに行ってみたい」とリンクを送ってきました。なんでも最近ミシュランひとつ星を獲得したばかりの話題店だとか。しかもそのオーナーシェフが Jun Tanakaさんという日系のセレブシェフということで、二つ返事で行ってきました。
外観。なんとなくカフェみたい。
インテリア。私たちは二階の窓際の席でした。こなれた内装のせいか、新しい感じがしない。スターシェフのレストランというよりは、やっぱり居心地のいいカフェみたいです。
前菜。盛り付けもシンプル&ラフですが、味は繊細です。とくにこの炙りしめ鯖みたいなマッケルが美味しかった!居酒屋メニューみたいですけど、ちゃんとハーブやオイルが効いて洗練されてます。2人でカジュアルにシェアできるのもいい。
メインはラム+クスクスと、ポーク。
こちらも盛り付けはラフ。暑い鉄板に乗ってやってきました。でもお肉の火入れや味付け、野菜の使い方はさすがバランスよかったです。お肉はとってもジューシー。
なんというか、小難しいことを考えすぎずにワイワイ食べられるスタイルがよいです。
サイドディッシュ。これまたラフ。でもこのバランスが可愛いです。
デザートには、スタッフイチオシのリンゴのタルトを。これはすごいインパクト!
オーダーを受けてから焼き上げるとのことで、熱々、サクサク。ものすごい大きさだったので、どれだけ食べられるかちょっと焦ったのですが、成分はほぼリンゴそのまま、甘みも控えめだったので意外とさっぱり食べられました。これ本当に美味しかった。心を掴まれました。
下に降りていくと、席はけっこう埋まってました。平日の昼間でしたが、みなさんゆっくりランチを楽しんでいました。現地のリピーターさんがほとんどな印象。
オーナーシェフが数々の有名店を見てきたせいなのか、こちらは総合的に振り返っても一本筋の通ったバランスのよいレストランでした。内装、雰囲気、値段、お料理、スタッフの距離感、そのすべてから、オーナーの「こういう店でありたい」という思いを感じ取れるような。
華々しい経歴を持つ彼ならきっともっと高級店でもいけたんじゃないかと思うのですが、「普段使いできる心地よさで、カジュアルだけどしっかり美味くてかつ洗練されてる」みたいな絶妙なラインを攻めてるところがまたかっこいいですね。
何度も言いますけど、ラウンジカフェみたいな居心地の良さと、腕のいいシェフのいるビストロが合体したような、使い勝手のいいお店です。
いつか夜も行ってみたい。
ココロ✖️グルメ 心理士の食べ歩き日記
美味しい、だけじゃ満足できない。わがまま食いしん坊のアラサー臨床心理士が、世界中の美味しいものを求めて食べ歩くブログ。東京・ロンドン中心です。
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