いま、この世でいちばんスタイリッシュな丸亀うどん:sakagura@ロンドン

ロンドンの有名なショッピングストリート、Regent streetからひとつ入ったところに、Heddon Streetという小さな一角があります。

大通りの喧騒から少し離れたこじんまりした空間に、センスの良いお店がひしめき合う、ロンドンの飲食激戦区です。

そんな戦場になんと日本の企業がコラボしてお店を出すというのでお邪魔してきました。お店の名前はSakagura 酒蔵 です。
イラッシャイマセーと迎えてくれるスタッフは皆さん現地人のよう。木枠や書道を用いたモダン和風テイストの内装はなかなか素敵でした。

なかでも特筆すべきは店内照明。暗く照明を落としている客席と、強い照明を当てておもいきりライトアップしている酒樽なんかのディスプレイとのコントラストが効いていてなんだか舞台の上にいるようなドラマティックな雰囲気なのです。なので胸はわけもなくドキドキ。これが意図的な演出ならってもクレバーだと思います。

オープンから間もないこちらは予約でいっぱいとのこと。私たちは予約なしでも座れるカウンターで。
座ってメニューを開くと、食事メニューは意外とふつうのラインナップ。つまみ、サラダ、お刺身にお寿司、焼き物揚げ物など。
メニューを見ている時に気づいたのですが、バーテンさんが悉くカッコいい!!にこやかだけど不必要な介入はせず、仕事してる時の真剣な顔がイイ!!しかもみんなイイ!!女子の皆さんは是非カウンターに座ってください。

勧められるがままに日本酒を使ったカクテルをいただきます。
ドライパインとザクロの身が可愛い。日本酒のほのかな甘みとフルーツの酸味を生かした美味しいカクテルでした。
サラダ。ロンドンのおしゃれ和食やさんでは常連の、彩り重視サラダです。
マグロのおさしみ、焼き鳥、厚揚げ豆腐。お店の雰囲気やカクテルの洗練度に比べると、フードのクオリティやインパクトはやや霞んでしまいます。

一方、写真を撮り忘れましたが、さすが酒蔵という名前を冠しているだけあって日本のお酒がとっても豊富!!月桂冠やチョーヤ梅酒さんたちも共同運営とのことで、お酒のラインナップは眼を見張るものが。
そして、この日最もインパクトが大きかったのが最後のうどん。
そういえばこのレストランを開いたのは丸亀製麺で有名なトリドールホールディングスとのこと。釜飯も気になりつつやっぱりシメはうどんに。

これが予想をはるかに上回る美味しさで、思わず大声が出てしまったのでした。出汁やこの麺のコシへの感動は、きっとロンドン在住の日本人ならひとしお。お腹いっぱいだったのに気づくと完食してました。

お手洗いは地下にあるのですが、地下階にもキッチンを囲むようなカウンター席が。

こういうオープンキッチンはふつう一階にあるものなのでは?と疑問が湧いたのですが、一階にはなんとうどん用のライブキッチンがあるのです。現地人にとっても見栄えのする寿司や串焼きのライブよりも、比較的地味なうどんの鍋を前面に出す。さすが丸亀製麺さん、気合い入ってます。でもうどん本当に美味しかったのでそれで正解かもしれません。

何度も言いますがカウンター席が(そしてバーテンさんたちが)ステキすぎて長居してしまいました。
こんなにもスタイリッシュで、ロンドンでも十分に闘えそうな日本食やさんがオープンしたこと、日本人として素直に嬉しいです。

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ココロ✖️グルメ 心理士の食べ歩き日記

美味しい、だけじゃ満足できない。わがまま食いしん坊のアラサー臨床心理士が、世界中の美味しいものを求めて食べ歩くブログ。東京・ロンドン中心です。