食通イチ押しの繁盛店:すし善@銀座

ロンドンにいた頃、日本人同士で集まると、逆説的に日本のおいしいお寿司が話題に上ることが多かったのです。このすし善さんも、話題によく上ったお店のひとつ。

食通の日本人の方が「僕はここによく行きますねえ」と教えてくれたので、週末のランチを予約をして伺いました。
銀座のビルの地下にあります。照明が落としてあって、ぐっと夜っぽい雰囲気。
店内は奥に向かって細長く、カウンターがふたつ。私たちは奥のカウンターでした。綺麗に整えられた席に並んで着席。
喉が渇いていたので冷たいお茶をいただきました。この色。素敵です。
コースでいただいたのですが、まずサラダが出てきて不意打ち。よく見るとツナが乗っています。ドレッシングが美味しい。野菜はどれもみずみずしいです。
握りのはじまり。シャリは若干大きめに感じました。好み的にはあと10粒くらいちいさくても良い。
ネタも味付けも優しく、繊細です。
尖ったところがなくて王道を感じます。
とろけるサーモンばかり食べていたので、ちょっと新鮮だったサーモン。大ぶりですがお味はぎゅっと凝縮されていて、口に入れると柔らかくて、美味しかった。
いくらの仕込みもとても優しかったです。塩気は控えめ。
ほどけるように柔らかいシメサバ。上品です。
ふわふわの雲丹。これも記憶に残りました。
ふわふわ系これでもか、の穴子。
あまり印象に残らない、控えめなシャーベットでシメでした。

予約がなかなか取りにくい繁盛店なのに、握ってくれる大将はオープンで話しやすい雰囲気。
こちらの会話の隙間に、うまく小噺を挟んでくれて「ああお寿司屋さんに来たなあ」という気持ちにさせてくれました。

十数皿の握りのなかで、2、3際立ったものはありましたが、感動するほどかというわけでもなく。ただどのネタもきちんと見定められ、きちんと手入れされていることがわかります。ベテランさんの握りも安定。

こちらも以前書かせていただいた久兵衛と同様、外さない寿司屋として重宝しそうです。

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ココロ✖️グルメ 心理士の食べ歩き日記

美味しい、だけじゃ満足できない。わがまま食いしん坊のアラサー臨床心理士が、世界中の美味しいものを求めて食べ歩くブログ。東京・ロンドン中心です。