ケイト妃が結婚前夜に選んだホテル:The Goring Hotel@London

The Gorning は、バッキンガムパレスからもほど近い5つ星ホテルです。開業はなんと1910年。世界で初めて各客室へのバスルームとセントラルヒーティングを設置したホテルとして知られており、今年で107年目を迎えます。最近では、ウィリアム皇太子とケイト妃が結婚式前夜に宿泊したホテルとして世界的な注目を浴びました。私もイギリス滞在中に運良くお世話になることができました。いかにもイギリスらしい風格のある、素敵なホテルでした。

記憶に残る率直なフレンチ:Seven Park Place@London

ロンドン随一の高級住宅街として知られるメイフェアには、由緒あるホテルが隠れ家のように点在しています。ここSt.James hotelもそのひとつ。Green Parkの駅からほど近いこじんまりしたホテルで、会員制クラブとミシュラン一つ星のレストラン Seven Park Placeを併設しています。Seven Park Place はわりと若いモダンフレンチレストランで、2009年のオープンから1年と経たずに星を獲得、現在も維持しています。ヘッドシェフはイギリス出身のWilliam Drabble。ミシュラン星つきホテルやレストランで経験を積んだのち、このホテルのメインダイニングのトップに就任しました。

女子のツボをおさえたノーブルな焼き鳥:平良@青山

焼き鳥がおじさまたちの酒のお供という地位に甘んじていたのは遥か昔。今や「和食」として堂々の海外進出を果たし、ミシュランの星をも獲得するおしゃれなフードとなっているわけですが。東京には今そんなキレイめの焼き鳥屋が溢れていて、いざ行こうとすると選ぶのに骨が折れるのです。青山にある「平良」は、そんなキレイめ焼き鳥の良店。「鮨 鯛良」の姉妹店で、お店のつくりも接客も、なんとなくお鮨屋さんのそれと似ています。今回はコースでいただきました。料理長おすすめコース 10000円です。日本酒で乾杯してお料理を待ちます。(写真は何枚か省きます)

“科学×食”のシェフが仕掛ける個性派2つ星:DINNER by heston blumenthal@knights bridge

世界中から観光客の集まるロンドンの老舗デパート、ハロッズ。そこから歩いて3分ほどのところにマンダリンオリエンタルがあるのですが、そのメインダイニングとして鎮座するのが、こちらのミシュラン2つ星レストラン「Dinner by heston blumenthal ディナー バイ へストン ブレメンタール」です。へストンといえば、世界一に選ばれたこともある3つ星レストラン「Fat Duck」のシェフ。分子ガストロノミーで話題になった人ですね。常識や歴史を疑い、もう一度全く新しい方法で調理と向き合おうという、既存の枠にとらわれない「攻めてる」シェフの一人です。こちらは彼の名前を冠したレストランなので、どれだけ奇抜なものが供されるんだろうとちょっとドキドキしていたのですが、いい意味で期待はずれでした。意外とふつう。このレストランのコンセプトは温故知新。過去のイギリス料理を遡って得たインスピレーションを、現代の調理法を使ってお皿の上に蘇らせるというものらしいです。化石発掘とかミイラの蘇生みたいなイメージが湧きますが、とにかく予約をとってお邪魔しました。ディナーの予約はかなり取りづらく、ランチになってしまいました。それでも2週間前に電話を入れてやっと。事前に確認の連絡を2度もいただきました。未だ人気店なのですね。

秘密にしておきたい「ひと癖」お鮨やさん:髙はし@駒込

大人になったら「行きつけのお鮨やさん」が欲しいものだなあ、と常々思っていたのですが、これがなかなか難しい。そもそも試したい店リストが未だに増え続けていて常に未消化な状態なのです。それでもやはり折に触れて再訪するお店というのはあって、現時点での私の暫定的な「行きつけのお鮨屋さん」になっています。それが、駒込駅から徒歩3分ほどの路地にあるちいさなお店、「髙はし」です。 ここは、ちょっと癖があっていつ来ても面白いので好きです。

抜群のセンスを持つ知能犯:Pollen Street Social@ロンドン

ロンドンは食の不毛地帯である、と言われたのも今は昔。もはや食の激戦区と呼んでも差し支えないセントラルに、オープン以来高評価をキープし続けるスーパー優等生なお店があります。その名は Pollen Street Social。何かと話題の敏腕シェフ、Jason Athertonの手がける代表店です。彼が、泣く子も黙るGordon Ramsey グループを抜けて立ち上げた、彼自身のフラッグシップ。どれだけ気合が入っているのかゾワゾワしてきます。

包容力のある高級寿司:久兵衛@新宿京王プラザ

東京にお寿司屋さんは数あれど、(そしてけっこうな頻度で食べ歩きしていても)誰もが聞いたことのあるような名の通ったお店って、緊張しそうで身構えてしまって、どこか避けていました。けれど気づけば自分もアラサー。そろそろちゃんとしたお寿司屋さんのひとつやふたつ、知っていなければ。ということで行って来ました。久兵衛さんです。

限りなく'完璧'に近いレストラン:The five fields@ ロンドン

プロフィールにもある通り、私は美味しいものが本当に大好きで、ロンドンではまるで気でも触れたかのようにレストラン巡りをしていました。ほんの数年の滞在だったのに、気づいたらロンドンのミシュランレストランやトリップアドバイザーランキング上位店はほぼ全制覇。そんな怒涛の食ライフも終盤を迎えることとなり、あと何度ディナーができるんだろう?と指折り数えるようになった頃。私の心のなかにひとつのレストランの存在が浮かび上がって来ました。それがこちら。全く個人的な意見ですが、ロンドンベストオブベストレストラン、The five fieldsです。

いま、この世でいちばんスタイリッシュな丸亀うどん:sakagura@ロンドン

ロンドンの有名なショッピングストリート、Regent streetからひとつ入ったところに、Heddon Streetという小さな一角があります。大通りの喧騒から少し離れたこじんまりした空間に、センスの良いお店がひしめき合う、ロンドンの飲食激戦区です。そんな戦場になんと日本の企業がコラボしてお店を出すというのでお邪魔してきました。お店の名前はSakagura 酒蔵 です。